「バナメイエビ」は、国内では最も流通量が多いと言われている、南米のエクアドルなどで養殖されているエビのこと。
バナメイエビのカロリーは可食部100gあたり82kcalと低く、さらに、高タンパク低脂肪の身体に良いことでもおすすめのすぐれた食材です。
また、他のエビと比較すると安い値段で購入でき、どんな料理に使っても美味しく食べられる点も魅力です。
そこでこの記事では、バナメイエビとはどんなエビなのか、バナメイエビのカロリーや栄養価と合わせて詳しくご説明します。
さらに、ダイエットにも最適な、カロリーを上げずに食べるバナメイエビの料理レシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
バナメイエビってどんなエビ?
「バナメイエビ」は、主にむきエビ用に養殖されているエビのこと。
南米のエクアドルなどで養殖が始まり、近年では、中国やベトナム、タイなどの東南アジアで養殖や生産がされるようになり、むきエビはもちろん、殻付きのものも出荷されています。
バナメイエビは、病気への耐性が強いため、他のエビと比較すると養殖できる数が多く、養殖期間が短いことも特徴の一つ。
バナメイエビに切り替える業者も増加し、近年では、養殖エビの大半をバナメイエビが占めるほどになりました。
また、比較的に安価で購入できるところも、人気の理由の一つと言えるでしょう。
例えば、以前は養殖エビの主流となっていた「ブラックタイガー」は、1.8kgあたりの相場が6,000円前後(無頭の場合)。
一方、バナメイエビは、1.8kgあたりの相場は5,000円前後です。
手ごろな値段で、普段の食卓に気軽に取り入れられるところも魅力です。
バナメイエビのカロリー
「バナメイエビ」のカロリーは、可食部100gあたり82kcalと低め。
可食部100gをエビの尾数に換算すると、長さが12㎝ほどの大きいサイズの場合は6尾ほど、長さが9㎝ほどの普通サイズの場合は10尾ほどに相当します。
エビは、全体的にカロリーが低いため、健康が気になる人やダイエット中の人でも安心して食べられる食材です。
ただ、調理法によってはカロリーが高くなるため、注意しなくてはいけません。
カロリーを上げずに食べられる、健康にもよいレシピを取り入れることをおすすめします。
バナメイエビは高タンパク低脂肪
「バナメイエビ」は、高タンパク低脂肪のところも嬉しい特徴。
タンパク質の含有量は、可食部100gあたり19.6g、脂質は0.6gです。
例えば、肉の中でも低脂肪である鶏胸肉の脂質は、可食部100gあたり5.9g。
比較してみると、バナメイエビのほうがかなり低脂肪なことが良くわかります。
その他、タウリン・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンなど、身体の機能を高めて病気予防の効果も期待できる栄養素も実に豊富です。
タンパク質は、筋肉や臓器、皮膚など、身体の主要な部分の材料となる、積極的に摂りたい成分。
筋肉量を増やして痩せやすい身体作りを目指すためにも、高タンパク低脂肪のバナメイエビはおすすめです。
バナメイエビをカロリーを上げずに食べる料理レシピ
高タンパク低脂肪、さらに栄養価も高いバナメイエビは、美容や健康を考えた食事にぜひ取り入れたい食材。
カロリーを上げずに、美味しく食べる料理レシピをご紹介します。
シュリンプサラダ
シンプルに茹でたエビを野菜にプラスした、エビそのもの食感や旨味も楽しめるシュリンプサラダ。
いつものサラダにバナメイエビを加えるだけで、栄養価はもちろん、見た目も豪華なサラダが完成します。
1、エビを熱湯で茹でて、冷水にさらす
2、レタスやキュウリ、トマトなど、好みの野菜をお皿に盛り、茹でたエビをのせる
3、好みでドレッシングやカクテルソースなどを添える
エビマヨ
エビを使った料理の定番メニューでもある、子供から大人までみんな大好きなエビマヨ。
エビを揚げない調理法を取り入れれば、低カロリーで美味しいエビマヨがいただけます。
1、エビをボウルに入れ、おろし生姜・おろしニンニク・料理酒(それぞれ少々)でよく揉む
2、片栗粉(大さじ1)を入れて軽く揉み込む
3、フライパンにオリーブオイルを入れ、エビの色が変わるまで中火で炒める
4、キッチンペーパーの上に炒めたエビをのせ、余分な油を吸わせる
5、マヨネーズ(大さじ3)・ケチャップ(大さじ2)・レモン汁(少々)を混ぜ、エビに絡める
エビのオーブン焼き
オーブンで焼くだけで美味しく食べられる、調理法も簡単なエビのオーブン焼き。
パセリやオレガノなどのハーブを加えれば、風味豊かなメニューに仕上がります。
1、エビに塩コショウをふりかけ、アルミ箔の上に並べる
2、オリーブオイル(少々)を振りかけ、ニンニク・パセリ・オレガノ・白ワイン(それぞれ少々)を振りかける
3、240℃のオーブンで10分程度、焦がさないように焼く
ガーリックシュリンプ
ガーリックの風味がたまらない、自宅でハワイ気分が味わえる、食事にもおつまみにもおすすめのガーリックシュリンプ。
殻がついたまま調理して食べれば、カルシウムの補給にもなります。
1、ボウルなどに殻付きのエビを入れ、ニンニク(1かけ)・ハーブソルト(適量)を加えて混ぜ、10分程おく
2、1に薄力粉(大さじ1)を加えてざっくりと混ぜる
3、フライパンに、オリーブオイル(大さじ2)・バター(20g)を入れる
4、エビを並べて、上下を返しながら火が通るまで焼く
まとめ
「バナメイエビ」は、高タンパク低脂肪で栄養価も高い、カロリーを気にしている人にもおすすめのすぐれた食材。
他のエビと比較すると安く購入できるため、普段の食事に気軽に取り入れられるところも嬉しい特徴です。
バナメイエビをカロリーを上げずに食べるには、茹でたり焼くなどのシンプルな調理法がおすすめ。
油を極力控えたバナメイエビの料理レシピで、美味しく食べながら健康な身体作りを目指しましょう。