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車海老とブラックタイガーの違いとは?見た目や味・生態・値段を解説

目次

伊勢海老と並ぶ高級エビ「車海老」と庶民的なエビ「ブラックタイガー」の違いを知っていますか?

実は車海老とブラックタイガーは同じ種類のエビですが、見た目や味、生態、値段が違います。

また近年は天然エビが少なくなり、養殖エビが増える一方。養殖の車海老やブラックタイガーの味も気になるところです。

今回は車海老とブラックタイガーの違い、おすすめの食べ方などについて詳しく解説します。それぞれの味の特徴や食べ方を知ることで、もっとエビを楽しめるようになりますよ。

車海老とは?


車海老は生物学上「十脚目クルマエビ科」に分類される大型エビで、身体を曲げた時の縞模様が車輪のように見えることから「車海老」と呼ばれるようになりました。

伊勢海老と並ぶ高級エビで、最も美味しいエビと言われています。東京湾の天然ものが最も良いとされていますが、市場へはなかなか出回りません。

近年では養殖が進んでおり、養殖の車海老なら比較的手に入りやすくなりました。養殖技術の向上により、天然エビに負けない味のものも多いです。

体長は15~20㎝が多く、最大30㎝になることも。オスよりもメスの方が大きいのも特徴的です。出世魚ならぬ「出世エビ」で、身のサイズによって名前が変わります。5~6㎝は「さいまき」、10㎝は「まき」、10㎝以上は「くるまえび」と呼ばれます。

ブラックタイガーとは?


ブラックタイガーは車海老と同じ「十脚目クルマエビ科」に属するエビで、別名「ウシエビ」と呼ばれています。高級エビである車海老と同じクルマエビ科の海老なので、見た目や食感が車海老に近いとされています。

ほとんどが台湾や東南アジアで養殖される養殖エビで、バナメイエビと並んで養殖エビの主流となっています。安価で手に入りやすいエビです。

全体的に黒く縞模様があるのが特徴で、一尾のサイズは約14~15㎝ほど。天然もののブラックタイガーは「シータイガー」と呼ばれ、一尾のサイズは約28~34㎝とクルマエビ科の中で最大級の大きさと言われています。

車海老とブラックタイガーの違い


車海老とブラックタイガーは、同じ十脚目クルマエビ科に属するエビですが、見た目や味、値段、生態に違いがあります。

以下で車海老とブラックタイガーの違いについて具体的に解説していきます。

見た目

ブラックタイガーの見た目は黒灰色で、青黒い縞模様が特徴的です。一尾のサイズは平均して14~15㎝ですが、中には30㎝のビッグサイズのものもあり、火を通すと鮮やかな赤に染まります。

車海老の縞模様はくっきりしており、薄い青褐色の美しいエビです。体長は約15~20㎝ですが、30㎝以上の大きさのエビもあります。ブラックタイガー同様、火を通すと美味しそうな赤い色に染まります。


高級エビである車海老は味が濃いのが特徴で、伊勢海老と並ぶ美味しさだと言われています。きめ細やかな肉質とプリプリの食感がたまりません。
新鮮なものはお刺身にしても美味しいですが、熱を加えることで風味や甘さ、歯ごたえが引き出されます。

ブラックタイガーもやはり甘みが強いエビで、プリプリとした食感も楽しめます。車海老との違いはすべて養殖エビであること。安価で手に入る庶民的なエビですが、近年の養殖技術の発達により車海老に引けを取らないサイズ・美味しさのものもあります。

値段

車海老は餌代が高く養殖が困難なため、ブラックタイガーより値段が高いです。ブラックタイガーが主に淡水養殖されるのに対し、車海老は必ず海水養殖されます。そのため車海老はブラックタイガーの2~3倍の価格であることが多いです。

また海水で養殖されたブラックタイガーは、淡水のものと比べて値段が高くなります。

生態


車海老は主に20~25℃の暖流系の内湾域や汽水域の水深100mほどの砂底に生息し、日本での北限は太平洋側では宮城県、日本海側では秋田県と言われています。藻類や貝類、小魚などを捕食する雑食性です。

ブラックタイガーはほとんどが養殖で、インドやインドネシア、ベトナムなどの東南アジア各国で養殖されています。車海老と違って、海水域だけでなく淡水域にも適応します。食性は車海老と同じく雑食性で、藻類や貝類、多毛類などを捕食します。

車海老とブラックタイガーのおすすめの食べ方

車海老とブラックタイガーのおすすめの食べ方をご紹介します。

車海老

車海老はとりわけ味の濃いエビなので、シンプルな調理法や味付けで十分に美味しく食べられます。調理する上でのポイントは、火を通し過ぎないこと。しかし火入れに神経質になる必要はありません。焼きエビなら焼き過ぎない、エビフライなら揚げ過ぎないようにすれば大丈夫です。車海老は活きたままおがくずに包まれて輸送されてくるので、おがくずを綺麗に洗い流してから調理しましょう。

刺身


新鮮な車海老は刺身で食べることをおすすめします。海老特有の甘みとぷりぷりした歯ごたえがシンプルに楽しめます。
作り方はおがくずを取り除いた車海老を氷水に5分程漬け、車海老が飛び跳ねないようにざるをのせます。
その後キッチンペーパーで水気を拭き取り、殻をむいてつまようじで背ワタを取ります。特に養殖ものは背ワタに特有のにおいがあるので、しっかり取りましょう。

塩焼き

車海老の尾から頭に串を真っ直ぐに刺し、塩を全体にまんべんなくまぶします。フライパンを熱し、車海老を表・裏共に2分ずつ焼きます。
串を取り、レモンを添えます。

塩ゆで

沸騰したお湯に塩を適量入れ、車海老を殻が付いたまま入れます。

2~3分でふわりと浮いてくるので、軽く冷水で冷やして水気を切ったら出来上がりです。ゆで汁は良い出汁が出ているので、捨てずにお味噌汁にするのがおすすめです。

ブラックタイガー

エビ特有の甘みとプリプリとした歯ごたえが特徴的なブラックタイガーは淡白な味なので、和洋中どんな料理にも合います。
おすすめ料理はフライ、炒め物、照り焼きで、車海老とは違って生食に向かないものがほとんどです。しっかり火を通して食べましょう。

ガーリックシュリンプ

ハワイの名物料理「ガーリックシュリンプ」は、エビを特製のハワイアンソースに漬けて、殻ごと豪快に焼きます。
ガーリックの香りが食欲をそそる、ご飯のおかずにおつまみに人気のメニューです。
むきエビでも作れますが、殻付きの方が風味が出る上に日本人が不足しがちなカルシウムも摂取できますよ。

エビチリ

中華料理の人気メニューである「エビチリ」も、ブラックタイガーのおすすめ料理です。プリプリの食感を出すコツは、卵白でよく揉んでかたくり粉を付けること。火の通し過ぎに気を付けて、辛さは好みで調節しましょう。

エビフライ

大きいサイズのブラックタイガーを使えば、家で洋食屋さんのような食べごたえのある「エビフライ」を楽しめます。プリプリに仕上げるコツは、衣をつける前に水分をよく拭き取ること。ウスタソースも美味しいですが、タルタルソースもおすすめです。

まとめ

車海老とブラックタイガーは、同じ十脚目クルマエビ科に属するエビです。車海老だけでは追い付かなくなった日本のエビの消費量を補う目的で、ブラックタイガーの養殖が始まった経緯があります。

車海老もブラックタイガーも甘みのある美味しいエビですが、海水でしか育てられない車海老の方が高価です。しかし近年の養殖技術の向上により、ブラックタイガーの美味しさは格段にアップし、中には車海老に引けを取らない味のものもあります。

鮮度の良い美味しいエビにこだわるコーラルシーでは、ブラックタイガーの養殖・販売を実施。清潔で快適な環境で養殖したブラックタイガーの活けしめを行った後は、旨みを水に流してしまわないために、できるだけ水にさらさないように細心の注意を払っています。
車海老と遜色ない味の美味しいブラックタイガーを使えば、いつものエビ料理がぐっと美味しくなることでしょう。

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