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ワタリガニの美味しい食べ方とは?

目次

「ワタリガニ」は、日本では「ガザミ」に代表されるガザミ属の名称となっている、甲幅15cmを超える比較的小型のカニのこと。

北海道南部から九州まで、日本列島のほぼ全てに生息しています。

一番後ろの脚がオールのように平たく、海中を素早く泳げるところも特徴の一つ。

浅いところに上がってきて海面を泳ぐことも多く、初夏から夏にかけて漁獲量がもっとも多くなります。

そこでこの記事では、ワタリガニとはどのようなカニなのか、ワタリガニの旬やさばき方、食べ方などについて、詳しく紹介いたします。

ワタリガニとは

他の種類のカニと比較すると、見た目にも特徴がある「ワタリガニ」。

まずは、ワタリガニとはどのようなカニなのか、ワタリガニの旬やさばきかたなどから見ていきましょう。

ワタリガニとは

「ワタリガニ」は、日本では「ガザミ」に代表されるガザミ属の名称となっている、ワタリガニ科のカニ類の総称。

一番後ろの脚がボートのオールのように平たく、脚を使って巧みに泳いで遠方へも移動することから、「ワタリガニ」と命名されました。

甲羅の背面は暗い褐色で、甲羅の後ろ半分と鋏脚や脚はうっすらと青みがかり、ハサミや甲羅の端には濃い紅や白い斑点が見られます。

甲羅は六角形をしてギザギザのとげが並び、大きなとげが突き出している部分もあります。

甲羅の形から「菱蟹(ヒシガニ)」とも呼ばれ、鋏脚が頑丈で力がかなり強いところも特徴です。

また、青みが強い色で腹部の幅が狭く「フンドシ」と呼ばれる腹蓋が狭いのがオス、そして、腹部の幅が広くて腹蓋が広く丸みがあるのがメスのように、オスメスの見分けは、腹部を見ると簡単にわかります。

メスの方が大きくなり、甲幅が25cmにも成長する物もあります。

ワタリガニの旬

ワタリガニが美味しい旬は、オスとメスとで異なります。

オスが美味しい旬は、海水の温度が高い5月~9月にかけての夏場の時期。

活発に動いて餌をたくさん摂取し、栄養状態が良い時期となるため、旨味と甘味が強くなります。

大振りで身がしっかりと詰まった身は、この時期がまさに食べごろで絶品です。

また、メスが美味しい旬は、海水の温度が低い11月~2月にかけての冬場の時期。

冬場には、夏の産卵に向けて生殖腺を発達させて、腹に内子(卵巣)を蓄えるため、最高の内子が堪能できます。

内子が好きな人にとっては、ワタリガニの旨味が思いきり楽しめる、最もおすすめの時期だと言えるでしょう。

夏はオス、冬はメスが旬だと覚えておくと、わかりやすいかもしれません。

ワタリガニのさばきかた

ワタリガニを調理する際には、余分な部分を取り除いて食べやすいようにさばく必要があります。

きれいにさばいておけば、さまざまな料理に利用が可能です。

ワタリガニのさばく時は、以下の順番で行いましょう。

1、腹の内側にある腹蓋(フンドシ)を剥いて取り去る

2、甲羅の尻側のほうから、上に持ちあげるようにしてはがす

3、白いえらの部分を手で取り除く

4、真ん中で半分に切る

5、脚から出汁が出やすくするために、包丁の背で叩いて割れ目を入れる

6、はさみが付いている両腕を、食べやすいように包丁で切込を入れる

ワタリガニの食べ方

ワタリガニを美味しく食べるためには、調理のコツも覚えておくのがおすすめです。

茹でる・蒸す・焼く、それぞれの美味しい食べ方について見ていきましょう。

茹でる

茹でるのは、シンプルな調理法でありながら、ワタリガニの旨味が充分に引き出せます。

茹でてそのまま食べるのはもちろん、好みの調味料で仕上げるなど、幅広い食べ方ができるでしょう。

1、鍋に水と塩を入れてかきまぜ、ワタリガニの甲羅を下にして中火にかけ、ひと煮立ちさせる

2、沸騰したら中火で15分ほど茹でて火からおろし、湯切りをする

3、荒熱が取れたら完成

蒸す

蒸して食べる方法は、ワタリガニの旨味を最も美味しく味わえます。

蒸し器がない場合には、フライパンや鍋の底に網などを敷いて、ワタリガニを皿に置いた状態で入れると、簡単に蒸すことができます。

1、ワタリガニ全体に味が付くように、フンドシを開いて塩をふる

2、蒸し器に水を入れて蓋をし、強火で沸騰させる

3、沸騰したら中火にして、腹を上にしてワタリガニを入れる

4、酒を振って蓋をし、10分ほど蒸す

焼く

他のカニと比較すると胸に身がしっかりと詰まっているワタリガニは、焼いて食べるのもおすすめです。

冬が旬のメスには内子がたっぷりと詰まっているため、美味しさがさらに倍増するでしょう。

1、甲羅を下にしてグリルに入れて焼く

2、フンドシが開いて出てくる水分が少なくなったら、反対にして腹側を焼く

3、ある程度水分が出てきて収まったら、再度甲羅を下にして3分程焼く

4、甲羅を外して食べる

ワタリガニを上手に食べる食べ方(解体して食べる方法)

ワタリガニを上手に美味しく食べる食べ方として、解体して食べる方法も覚えておきましょう。

1、三角形の部分の「フンドシ」を取り除く

2、甲羅の尻の方をつかみ、甲羅を丸ごと外す

3、中のカニミソを別の皿に移す

4、甲羅を半分に割る

5、大きなはさみの部分を胴体から切り離す

6、甲羅の中にある白いビラビラ(ガニ)を取り除き、中のカニミソも取り出す

6、ハサミや脚に切り目を入れて身を取り出す

まとめ

「ワタリガニ」は、日本では「ガザミ」に代表されるガザミ属の名称となっている、甲幅15cmを超えるカニのこと。

夏はオス、冬はメスの美味しい旬には、ワタリガニの美味しさがたっぷりと堪能できます。

ワタリガニは、茹でる・蒸す・焼くなどの、素材の旨味が味わえるシンプルな調理法をするのもおすすめ。

解体して上手に食べる方法も参考にして、旨味を充分に味わってみてください。

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