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ホワイトエビとブラックタイガーの違いは?おすすめのレシピも紹介

目次

「ホワイトエビ」は、東南アジアで漁獲される天然エビ、そして「ブラックタイガー」は、東南アジアで養殖されているエビのこと。
どちらのエビも、和洋中どんな料理にも合い、さまざまなレシピが楽しめる人気の種類です。
ただ、見た目や味、値段などに違いがあり、それぞれの特徴を理解していれば、さらに美味しいエビの料理が堪能できるでしょう。

この記事では、ホワイトエビとブラックタイガーの違い、さらに、ぜひ試したいホワイトエビのおすすめのレシピをご紹介します。

ホワイトエビとは?

「ホワイトエビ」は、スリランカ、ミャンマー、インドなどの東南アジアの国々から輸入されている天然エビのこと。

白っぽい色をしているエビの通称であり、エビの種類の名前ではありません。

天然エビは、養殖エビと比較すると成長するまでの期間が長く、ホワイトエビは特に、漁獲される季節が限定されています。

安定的に供給するのも難しいため、希少性の高いエビだと言えるでしょう。

ブラックタイガーとは?

「ブラックタイガー」は、ベトナム、インド、タイなどの東南アジアの国々から輸入されている養殖エビのこと。

養殖エビの主流とも言えるエビであり、手に入りやすいところも特徴です。

ブラックタイガーの中でも、天然物は「シータイガー」と呼ばれ、大型でほとんどが頭の付いた状態で輸入されています。

ホワイトエビとブラックタイガーの違い

ホワイトエビとブラックタイガーは、見た目や味、値段などに違いがあります。

それぞれの違いについて、詳しく見ていきましょう。

見た目

ホワイトエビは、その名の通り白っぽい色で、身が薄くてスラっと長くスマートな見た目。

他のエビと比較すると尻尾も長めのため、料理の仕上がりが引き立つところも特徴です。

一方、ブラックタイガーは、全体的に黒っぽい灰色で、青黒い色の縞模様が特徴的な見た目。

火を通すと鮮やかな赤色に変わり、サイズも大きいことから、食卓が華やかになります。

味の違い

ホワイトエビは、甘味成分の「グリシン」が豊富に含まれているため、甘味が強い点も特徴。

上品な甘味と柔らかい肉質で、甘味と風味のバランスが取れた、最もエビらしい味が感じられます。

ブラックタイガーも甘味が強いのですが、歯ごたえが抜群なところが特徴。

エビ特有の、プリプリとした食感を楽しみたい人にはおすすめです。

値段の違い

天然物のホワイトエビは、漁獲量も不安定で流通量も少ないため、値段は高め。

その時の相場によっても、値段が変化します。

一方、養殖物のブラックタイガーは、希少性が高い天然物のエビと比較すると、値段が安い点が特徴。

比較的に安価で、料理に取り入れやすいところも魅力です。

生態の違い

ホワイトエビは、インドネシアやインド、スリランカ、ミャンマーなどの、塩分をほとんど含まない水の「淡水」で生活しています。

ブラックタイガーも、東南アジアの各国の、主に「淡水」で養殖されていますが、「海水」での養殖にも適応しています。

育て方

天然物のホワイトエビは、何でも食べる雑食性ですが、獲物を捕る能力が低いため、あまり動かない物を食べながら、伸び伸びとストレスなく育つところも特徴。

成長するまでの期間が1年近くと長いところも、希少性が高い理由の一つです。

養殖物のブラックタイガーも雑食性で、海藻や貝類など何でも食べます。

ただ、配合された餌を食べながら育つ養殖エビは、成長するまでの期間が4ヶ月程度と短いため、年間を通して安定した供給が可能です。

ホワイトエビおすすめのレシピ

最もエビらしい上品な味が堪能できるところも魅力の「ホワイトエビ」。

ホワイトエビの旨味が楽しめる、おすすめのレシピをご紹介します。

天ぷら

スラっとして長くてスマートなホワイトエビは、見た目が良いことから「天ぷら」にするのがおすすめ。

ピンと伸びたサクサクの天ぷらが、自宅でも簡単に作れます。

1、エビの尾を一節だけ残して殻を剥き、背わたを取る
2、エビの腹側に、4、5カ所切り込みを入れ、背中を押しながらまっすぐに伸ばす
3、エビの尻尾の先を斜めに切り、中の水をかき出す
4、てんぷら粉と冷水をボウルに入れて混ぜる
5、4にエビを付けて、170℃の油でカラっとするまで揚げる

エビチリ

子供から大人まで人気の、豪華さも味わえる「エビチリ」。

エビの風味が堪能できるホワイトエビは、味の濃い中華料理とのバランスもバッチリです。

1、エビの殻と背わたを取り、水洗いしてボウルに入れる
2、1に料理酒(大さじ1)、すりおろしたニンニク(1㎝)、生姜のしぼり汁(小さじ1)、ごま油(小さじ1)、塩コショウ(少々)を入れて揉み込み、下味をつける
3、ケチャップ(大さじ2)、鶏がらスープの素(小さじ1/2)、しょうゆ(小さじ1)、砂糖(小さじ1)、水(大さじ2)を合わせておく
4、熱したフライパンに油を入れ、みじん切りにしたニンニク(1片)と生姜(1片)を炒め、香りが出たら豆板醤(小さじ1)を入れて炒める
5、エビを入れて両面に火を通したら、3の調味料と、みじん切りにした長ネギ(10㎝)を入れて煮詰める
6、水溶き片栗粉(大さじ1)を入れて、最後にごま油(大さじ1)を回しかける

握りずし

見栄えが良くて仕上がりが引き立つホワイトエビを使った、お祝い事やパーティーメニューとしてもおすすめの「握りずし」。

自宅でたくさん作って、好きなだけ食べましょう。

1、エビの腹側に竹串を通し、酒、塩、寿司酢(それぞれ少々)を入れた湯でゆでる
2、しばらく湯につけたまま冷まし、冷めたら竹串を抜く
3、尻尾の近くまで殻を剥き、真ん中に包丁を入れて開く
4、すし飯を握り、エビをのせる

まとめ

「ホワイトエビ」は、東南アジアの国々で漁獲される天然エビ、一方、「ブラックタイガー」は、東南アジアで養殖されているエビのこと。

それぞれに見た目や食感などに違いがあり、特徴のある風味が楽しめます。

プリプリ感と程よい甘味の、最もエビらしい味が感じられるホワイトエビのレシピを参考にして、普段の料理をぐっと美味しく華やかに演出しましょう。

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