プリプリとした食感が魅力の、どんな料理にもピッタリ合うエビ。
幅広い料理の種類の中でも、中華料理には欠かせない材料であり、エビの旨味を思いっきり堪能できる豪華なメニューがたくさんあります。
中華料理は、地域によって調理法や味付けもさまざまで、それぞれに個性があるところも魅力の一つ。
種類が豊富なコーラルシーのエビを利用すれば、風味をグンと引き立てて食卓も華やかに演出できます。
この記事では、八大中華料理の特徴や使うエビの種類と合わせて、エビの人気の本格中華レシピもご紹介します。
エビは中華料理にかかせない材料
中華料理に使う食材としてかかせないのが、プリプリとした食感も特徴のエビ。
定番のエビチリやエビマヨ以外にも、炒め物やチャーハン、餃子など、エビが主役の人気の料理がたくさんあります。
中華料理は、地域によって調理法や味付けが異なり、エビのさまざまな美味しさが楽しめるところも魅力の一つ。
エビをふんだんに利用する中華料理は、見た目の豪華さも味わえるため、気分が盛り上がること間違いありません。
それぞれの料理におすすめのエビの種類を選んで、地域ならではの味の個性を楽しむのもおすすめです。
八大中華料理に使うエビの種類
多彩な個性がある中華料理は、主に「八大中華料理」と呼ばれる地方料理に分けられています。
それぞれの地域の代表的な料理の特徴を、使うのにおすすめのエビの種類と合わせてご紹介します。
山東料理 大正エビの胡椒炒め(天然ホワイトエビ)
素材の味わいを活かした料理が特徴の「山東料理」。
大正エビの胡椒炒めは、黒胡椒とガーリックの風味が、エビそのものの旨味を引き立ててくれる料理です。
尻尾が長くて料理の仕上がりを良くしてくれる、天然のホワイトエビを使うのがおすすめです。
四川料理 海老の四川香味炒め(ブラックタイガー)
唐辛子や胡椒などの香辛料を多用した、辛い味が特徴の「四川料理」。
海老の四川香味炒めは、四川の本格スパイスを使用した、痺れるような辛さが味わえる料理です。
淡泊な味で刺激のある調味料ともピッタリな、見た目も豪華なブラックタイガーを使うのがおすすめです。
広東料理 広東風エビ蒸し餃子(むきエビ)
素材の持ち味を活かした、あっさりとした味付けが特徴の「広東料理」。
広東風エビ蒸し餃子は、代表的な飲茶の一つで、エビのプリプリ感が堪能できます。
肉質が柔らかくて甘味がある、むきエビを使うのがおすすめです。
江蘇料理 海老入り五目チャーハン(川エビ)
素材の味わいを活かした調理法で、見た目も大事にされているところも特徴の「江蘇料理」。
海老入り五目チャーハンは、シンプルな味付けでエビ本来の風味が楽しめます。
中華料理の材料として多く使用されている、味の良いむきエビを使うのがおすすめです。
福建料理 福建風エビ炒め(有頭エビ)
海の幸を使った淡泊な味付けの料理が多く、甘酸っぱい味も特徴の「福建料理」。
福建風エビ炒めは、台湾の「胡椒蝦」の原型とも言えるメニューで、エビの甘味と香ばしさが味わえます。
見た目の豪華さも楽しめる、有頭エビを使うのがおすすめです。
浙江料理 川エビの甘辛香ばし炒め
食材本来の味を引き出すことに重視した、繊細な味が特徴の「浙江料理」。
川エビの甘辛香ばし炒めは、エビの香ばしさも楽しめるおつまみにもピッタリの一品です。
パリパリとした食感も堪能できる、有頭のむきエビを使うのがおすすめです。
湖南料理 湖南エビ(むきエビ)
酸味と辛さの効いた芳醇な香りが魅力の、辛くて酸っぱさのある味付けが特徴の「湖南料理」。
湖南エビは、柔らかなエビを揚げた後に味付けをした、酸っぱ辛くてスパイシーな風味が堪能できます。
刺激のある調味料にも負けない、甘味があって柔らかいむきエビを使うのがおすすめです。
安徽料理 エビの龍井茶炒め(川エビ)
薬膳のような、医食同源を重んじているところが特徴の「安徽料理」。
エビの龍井茶炒めは、解毒作用のある中国緑茶を活かした、身体にも良い一品です。
エビを丸ごと食べられる、有頭のボイルむきエビを使うのがおすすめです。
エビの人気本格中華レシピ
八大中華料理にもふんだんに使われている、料理に合わせた種類を選んで楽しめるエビ。
ここでは、皆に人気の本格中華のレシピをご紹介します。
香辣明蝦「上海四川式 殻付き海老の唐辛子炒め」ブラックタイガー
下味をつけたエビを、白玉粉を使った粉をまぶして揚げてカリカリの食感に仕上げ、香りと辛さが魅力の香辛料で味付けをした料理。
香りが高くて辛い風味にはかかせない「香辣」やウイキョウ、鷹の爪、花椒などのスパイシーな香りが、殻付きのエビの香ばしさとピッタリマッチしています。
大きくて見た目の迫力もある、殻付きのブラックタイガーを使うのがピッタリです。
煎烹大蝦「大海老の揚げ」有頭シータイガー
少量の油でエビをキツネ色になるまで炒め、スープや調味料などを加えてエビが柔らかくなるまで煮込んだ料理。
エビの皮はカリカリ、そして、中身は柔らかく、濃縮したケチャップの甘味と酸味との絶妙な風味が堪能できます。
獲れたてを船内凍結した、鮮度抜群で大きさも魅力の有頭シータイガーを使うのがピッタリです。
蒜蓉粉絲蒸大蝦「海老と春雨のニンニク蒸し」有頭エビ
春雨の上にエビを並べて、ニンニク醬油ダレをかけ回して蒸した後に熱した油をかけた、見た目も華やかな料理。
タレと油の香りが旨味をさらに引き立て、エビの頭の部分のミソもしっかりと堪能できます。
頭から尻尾まで丸ごと調理をしてエビ本来の旨味が味わえる、有頭エビを使うのがピッタリです。
まとめ
エビは、中華料理にはかかせない、旨味を思いっきり堪能できるのはもちろん、料理を引き立てて華やか食卓を演出してくれる材料。
多くの種類の中から、それぞれの料理にピッタリのエビを選ぶのがおすすめです。
豊富な種類が揃っている、鮮度も抜群のコーラルシーの海老を取り入れて、個性を活かした美味しい中華料理を堪能しましょう。