えびは、東南アジアを中心に養殖されている国際商品。
養殖えびの「ブラックタイガー」は、中国・インド・ベトナムなどで大量に生産され、日本に輸入されています。
中でも、年中温暖な気候であるスリランカは、養殖を休止する期間がほとんどなく、年間を通しての生産が可能。
加工の技術も安定し、高い品質を誇っています。
国際基準で規格が分けられているブラックタイガーは、サイズの表示方法が決められているため、表記を参考に購入するのがおすすめ。
目的に合わせて、欲しいサイズや量を明確にしておくことが大切です。
そこでこの記事では、ブラックタイガーのサイズについて、購入する際のポイントと合わせて詳しく解説いたします。
Contents
えびは国際商品
えびは、主に、中国・インド・ベトナム・タイなどの比較的に暑い地域で養殖されている「国際商品」です。
「国際商品」とは、品質が規格化・基準化され、国際的に大量に取引されている商品のこと。
同じ銘柄の商品は、原産国に関わらず、均一の品質を持っています。
養殖えびの「ブラックタイガー」は、東南アジアでの養殖が盛んで大量に生産されています。そこで当社が50年来取り組んでいるのはスリランカ産。
赤道に最も近くて年中気候が温暖なスリランカでは、養殖を休止する期間がほとんどないのです!
通年で養殖をしているので、工場は年中稼働しており加工の技術も安定しているため、品質の高い商品を提供できるのです。
生きた親えびの捕獲から稚えびの飼育、活けしめ、工場への輸送、搬入後の保管まで、滞りない処理と徹底したチェックにより、品質や鮮度にこだわりぬいたえびをお届けしています。
ブラックタイガーのサイズ表記16/20とか21/25とは?
「16/20」や「21/25」は、主に無頭えびのサイズ表記。
「16/20」であれば、1ポンド(約450g)あたり16尾から20尾、「21/25」であれば、1ポンド(約450g)あたり21尾から25尾入っている、という意味になります。
国際商品のブラックタイガーは、国際基準の1ポンド(約450g)あたり何尾入っているか、で表示されています。
無頭えびの場合は、4ポンド(約1.8kg)入りとなるため、「16/20」であれば、4倍の64尾から80尾入っているという計算。
4ポンドあたり、だいたい75尾くらいが平均的な入り数になるでしょう。
また、1.8kgに対して75尾というと、1尾あたりの平均重量は24g。
頭がない状態の24gのえびは、まっすぐにすると13cmくらいが目安の長さとなります。
ブラックタイガーのサイズについて
ブラックタイガーのサイズは、頭がない状態の「無頭えび」か、頭が付いている状態の「有頭えび」かによっても表示が異なります。
それぞれのサイズの表記について、サイズ表と合わせて詳しく見ていきましょう。
有頭えびの場合(サイズ表)
有頭えびは、1.3kgに何尾入っているかという表記。
無頭えびのように1ポンドあたりの尾数の表記ではありません。
特に大きいサイズであれば、1.3kgあたり10尾という物もありますが、1.3kgあたり20尾、25尾、30尾・・・といった表記が一般的です。
サイズ規格 | 入尾数(1.3kg) | 入尾数(1.3kg) |
20 | 20尾 | 22~25cm |
30 | 30尾 | 18~19.5cm |
40 | 40尾 | 16~17cm |
50 | 50尾 | 14~15cm |
無頭えびは、1ポンド(約450g)あたり何尾入っているかという表記。
流通するのは4ポンド(約1.8kg)のため、4倍の数が入尾数になります。
また、サイズ表よりも小さな物になると、殻を剥いた状態で販売されるのがほとんどです。
サイズ規格 | 入尾数(1.8kg) | 一尾の長さ |
U6 | 24尾以下 | 18cm以上 |
6/8 | 24~32尾(約30尾) | 16~17cm |
8/12 | 32~48尾(約45尾) | 15~17cm |
13/15 | 52~60尾(約57尾) | 12~14cm |
16/20 | 64~80尾(約75尾) | 11~12cm |
21/25 | 84~100尾(約95尾) | 10~11cm |
26/30 | 104~120尾(約115尾) | 9~10cm |
31/40 | 124~160尾(約145尾) | 8~9cm |
41/50 | 164~200尾(約180尾) | 7~cm |
サイズ表記を参考にブラックタイガーを購入する際のポイント
ブラックタイガーを購入する際には、サイズ表記を参考に、使用する料理や目的に合わせたサイズを選ぶのがポイントです。
売れ筋なのは、無頭えびの26/30や31/40、有頭えびであれば50や60のサイズ。
パスタやエビチリ、揚げ物など、どんな料理にも使いやすく、小さすぎないため、殻を剥く手間もかかりません。
エビフライや天ぷらなどで食べる場合には、豪華に見せるためにも26/30やそれより大きいサイズがおすすめです。
16/20やそれ以上に大きいサイズであれば、衣をつけて揚げた場合に、見た目のインパクトも得られるでしょう。
また、バーベキューなどに使うのもおすすめです。
フリッターや炒め物として使う場合には、調理のしやすさを考えると、ほどよいサイズの26/30や31/40がよいかもしれません。
また、殻つきのまま茹でて、殻をむきながら、ケチャップなどのソースを付けて食べる場合には、21/25がおすすめです。
用途や目的に合わせたサイズ選びは、料理のしやすさやもちろん、見栄えも良くなり美味しさにもつながるでしょう。
まとめ
養殖えびの「ブラックタイガー」は、東南アジアを中心に生産されている国際商品。
品質が規格化・基準化された、国際的に大量に取引されている商品です。
国際商品のブラックタイガーは、国際基準によってサイズが分けられ、有頭えびは1.3kgに何尾入っているか、無頭えびは1ポンドあたり何尾入っているかの表記です。
ブラックタイガーを購入する際には、サイズ表記を参考に、使用する料理や目的に合わせたサイズを選ぶのがポイント。
料理のしやすさや好みにもよりますが、ご自分で調理をする場合には、できるだけ大きいサイズの物がおすすめです。
衣をつけるつけないに関わらず、大きいサイズのえびをほおばる満足感は、えび好きにはたまりません。
大きなサイズのブラックタイガーは、美味しさはもちろん、食事の楽しさも演出してくれます。