ブラックタイガーの養殖方法は?安価で高品質なエビを供給できる方法とは?

養殖エビの代表・ブラックタイガーの養殖方法を知っていますか?

スーパーから高級寿司店まで引っ張りだこのブラックタイガーは、今や天然エビに負けない美味しさです。

養殖エビがこんなにも美味しくなった理由は、コーラルシーがこだわる養殖方法に秘密があります。

今回は天然エビと養殖エビの違いやコーラルシーが行っているブラックタイガーの養殖方法などについてお伝えします。

天然エビと養殖エビの違い


お寿司やエビフライ・エビチリなど和洋中さまざまな料理に使われるエビですが、現在は養殖が主流です。一昔前までは天然が当たり前だったエビが今は世界各国で養殖されているのです。

「エビは天然の方が美味しい」と言う方も多いかと思いますが、旨みをぎゅっと閉じ込める工夫をするなどエビの養殖技術のレベルは高くなっています。

ブラックタイガーとは?



ブラックタイガーとは一尾30~40gの大型のエビで、高級エビの代表であるクルマエビの仲間です。天然物は「シータイガー」と呼ばれていますがほとんど出回っていません。

ブラックタイガーは外食産業や一般家庭で、エビフライや炒め物・照り焼きに使われることが多いエビです。見た目は黒灰色ですが、ゆでると赤く美味しそうな色に変化するのが特徴。甘く旨みが凝縮した味で、プリプリとした歯ごたえも楽しむことができます。小型のバナメイエビと共に養殖エビの代表的な存在です。

コーラルシーが行っているブラックタイガーの養殖方法



近年では中国・インドネシア・ベトナムなどアジアの新興国によるエビの養殖が増加しています。

味と鮮度にこだわるエビを加工生産するコーラルシーも、スリランカでのエビの開発輸入をおこなっています。

スリランカは主な生産地のエビとは異なり、シーズン性が少なく一年中養殖できることが最大のメリットです。加工工場は年中稼働しているため、安定生産と供給が可能になります。

また中間業者を介さないため、安価での提供が可能。徹底的に管理し工場に運ぶまでの品質を完璧に保つことができます。

以下で、コーラルシーがこだわるエビの養殖技術をご紹介します。

親エビの捕獲


ブラックタイガーの養殖は、生きた高品質な親エビ(マザーシュリンプ)を捕獲するところから始まります。一度の産卵で100万尾の稚エビが誕生しますが、30万尾まで自然淘汰されます。

稚エビの飼育


稚エビを約一か月間孵化場で飼育します。

養殖池で飼育


孵化場での飼育期間が終了すると、養殖池に移動。水質管理を徹底した池で1㎡あたりのエビの養殖数を約10尾に抑えるのがポイント。広々としたストレスのない環境で約4カ月かけて飼育します。

活けしめ


約120日間の養殖期間を経て、約30gから40gになると水揚げします。広い養殖池でストレスなく育ったブラックタイガーを、低温で水を含ませることなく短時間で工場(アルペックスマリン社)に運びこみ、運び込まれたその日のうちに加工することにこだわっています。

ブラックタイガーを水揚げ直後に氷水で活けしめを行い水を含ませないことで、ストレスなく育った天然エビの味わいに近い旨みを最大限逃がさないように尽力。新鮮なエビを水に漬けてしまうと旨みが流れて水っぽくなってしまうからです。中間業者を介さないため、工場に運び込むまでの保存状態を完璧に保つことができます。


ブラックタイガーとバナエイエビの養殖方法の違い



ブラックタイガーの養殖は1970年頃から台湾で始まり、1980年代に一気に広まりました。バナメイエビはかなり遅れて1995年頃から養殖が始まりましたが、その養殖のしやすさから現在の養殖エビの主流になりつつあります。

ブラックタイガーとバナメイエビの養殖方法はどのような点が違うのでしょうか?


ブラックタイガーとバナメイエビの養殖方法は基本的に同じですが、同じ容積の池に入れられるエビの総数が違います。バナメイエビがブラックタイガーの3~10倍とかなり多いのです。

その理由は、バナメイエビは水中を浮遊する性質のため、海底を歩く性質のブラックタイガーより一度にたくさんのエビを飼育できるから。また、バナメイエビの養殖池の深さが2.5mなのに対し、ブラックタイガーの養殖池の深さはたった1.5mほどしかありません。

バナメイエビが水中を浮遊する性質で、養殖池の深さも深く一度にたくさんの量を養殖できることから、ブラックタイガーより養殖しやすくなっているのです。

まとめ

ブラックタイガーの養殖方法や、バナメイエビとの養殖方法の違いについて説明しました。

コーラルシーの創業社長は、1972年から1995年頃まで、その人生のほとんどを現地での商品開発に力を注いできました。このアルペックスマリンのチャンドラ社長は、創業者の教え子で、その魂を今日まで引き継いでいます。

スリランカでのエビの開発輸入と養殖技術にこだわるコーラルシーのブラックタイガーは、創業から40年以上もの間、レストラン・寿司店・高級中華料理店などプロの方に絶賛されています。

天然エビに負けない美味しさの養殖エビを是非一度試してみませんか?

ブラックタイガーと天然エビの違いって?

「ブラックタイガー」とは、東南アジアなどの海外で養殖されたエビのこと。
全体的に黒くて縞模様があり、主に海外から輸入されます。
ブラックタイガーと同じ種類のエビでも、天然物は「シータイガー」と呼ばれ、腹側を中心に赤くてきれいな色をしているのが特徴。
多くが、ブラックタイガーよりも大きい状態で輸入されています。
養殖物のブラックタイガーと天然物のシータイガーは、大きさや味などに違いがあるため、料理や目的によって使い分けるのもよいでしょう。

そこでこの記事では、ブラックタイガー(養殖)とシータイガー(天然)の違いを、天然エビの種類と合わせて詳しくご説明します。

ブラックタイガーとは?

「ブラックタイガー」とは、東南アジアなどで養殖されたエビのこと。

有名な産地は東南アジアで、日本での呼び名は「ウシエビ」と言います。

ブラックタイガーは、日本国内にも生息していますが、国内で漁獲される量はごくわずかであり、市場に流通することはほとんどありません。

ベトナムやインド、タイ、インドネシアなどで大量に生産され、冷凍で輸入されるケースがほとんどです。

また、スリランカなどの一部の生産者は、水揚げ時に活〆処理をし、鮮度を保持した状態で凍結して輸入しています。

ブラックタイガーは、全体的に黒くて縞模様があるのが特徴。

味や食感が優れているのはもちろん、加熱するとキレイな赤色になり、見た目がよいことでも人気があります。

天然エビの種類は?

一言で天然エビと言っても、実に多くの種類があります。

最初に、天然エビの種類別の、それぞれの特徴を見ていきましょう。

シータイガー

「シータイガー」は、ブラックタイガーと同じ種類で、海で自然に育った天然物のエビのこと。

養殖物であるブラックタイガーとは違い、腹側をメインに赤くキレイな色をしているのが特徴です。

ブラックタイガーよりも大きい状態で漁獲されることが多く、大型のものは頭の付いた状態で輸入されます。

オーストラリアタイガー

「オーストラリアタイガー」は、オーストラリアのカーペンタリア湾などで獲れる天然エビのこと。

多くが頭の付いた状態で輸入され、赤い縞模様で加熱すると鮮やかなオレンジ色になるのが特徴です。

発色が良く見た目にも優れているため、おせち料理の需要が多い年末になると消費量が増加します。

フラワーエビ

「フラワーエビ」は、日本近海からインド洋、地中海東部まで幅広く分布している天然エビのこと。

身体の赤い縞模様が花のように見えることから、「フラワーエビ」と名前が付けられました。

身質が柔らかく、甘味があるのが特徴で、インドネシアの東、西イリアン海域で漁獲された物は「イリアンタイガー」と呼ばれています。

西日本からインド洋にかけて漁獲される、アシアカエビなどとも呼ばれる「クマエビ(学名Penaeus semisulcatus)」は、クルマエビ科のエビであり、国内ではクルマエビに次ぐ高級海老とされておりますが、このエビもフラワーエビの仲間です。

ホワイトエビ

「ホワイトエビ」は、ミャンマーやインドネシア、スリランカなどの東南アジアで獲れる天然エビのこと。

名前の通り白っぽい色をしたエビで、ブラックタイガーと比較すると身が薄いのが特徴です。

値段が高いのですが、身の柔らかさや甘味は、値段に見合うだけの価値があります。

アマエビ

「アマエビ」は、北海道が全体の水揚げの約7割を占める、主に日本海沿岸で獲れる天然エビのこと。

「ホッコクアカエビ」が正式な名前で、生で食べると甘味があるのが特徴です。

透明感がある鮮やかな赤色で、スリムな形をしています。

アルゼンチンアカエビ

「アルゼンチンアカエビ」は、その名の通り、アルゼンチンに生息している天然エビのこと。

全体的にオレンジ色に近い赤色で、殻は柔らかくて薄く透明感があるのが特徴です。

加熱すると甘味が増し、殻ごと料理をすると濃厚なだしが出ます。

ブラックタイガー(養殖)とシータイガー(天然)の違い

同じエビの種類でも、養殖物のブラックタイガーと、天然物のシータイガーとでは、大きさや味、さらに値段も異なります。

ここでは、おすすめの料理と合わせて、それぞれの違いを詳しく解説いたします。

大きさ

広い海で育つ天然物のシータイガーは、大きくなってから漁獲されるのがほとんど。

サイズが大きいほど価値が高く、大型の物の多くは頭の付いた状態で輸入されています。

シータイガーは、ブラックタイガーよりも大きい状態で目にすることが多いでしょう。

特大サイズのそれぞれの長さと重さは、以下を参考にしてください。

 ブラックタイガーシータイガー
有頭一尾の長さ20~23㎝27~28㎝
有頭一尾の重さ120~130g150~179g

ブラックタイガーは、程よい弾力と甘味があり、プリプリとした食感が特徴。

シータイガーは、サイズが大きいことからも食べ応えがあり、肉厚で濃厚な美味しさがあります。

ブラックタイガーシータイガー
・程よい弾力・プリプリとした食感・肉厚で食べ応え充分・濃厚な味わい

値段

ブラックタイガーは、1㎏あたり3,000~4,000円程度。

比較的に手ごろな値段で購入できます。

シータイガーは、1㎏あたり10,000円近くする高級なエビ。

30㎝以上もある超特大サイズは、1尾で2,000円を超える物もあるでしょう。

 ブラックタイガーシータイガー
1㎏あたり3,000~4,000円10,000円前後

おすすめの料理

身が引き締まってプリプリとした食感のブラックタイガーは、炒め物や揚げ物など、幅広い料理におすすめ。

値段がリーズナブルなこともあり、手軽に使えるところも魅力です。

サイズが大きくてインパクトもあるシータイガーは、加熱すると風味が豊かになり、鉄板焼きやバーベキュー、エビフライなど、見た目の豪華さも味わえる料理がおすすめ。

エビの頭の部分には味噌があり、濃厚なだしが出るため、鍋物やスープにすると美味しく仕上がります。

 ブラックタイガーシータイガー
おすすめの料理エビフライ・照り焼き・エビチリ・塩焼き・エビマヨなど鬼殻焼き・バーベキュー・エビフライ・塩焼き・ブイヤベースなど

まとめ

ブラックタイガーは、ベトナムやインド、タイなどの東南アジアで養殖されたエビのこと。

同じエビの種類でも、天然物はシータイガーと呼ばれています。

ブラックタイガーとシータイガーはそれぞれ、大きさや味、値段に違いがあり、目的や料理によって使い分けるのがおすすめ。

エビを使った料理で、華やかで楽しい食卓を演出しましょう。

エビの赤色にはどんな栄養が含まれているの?抗酸化力を持つ赤い色素とは?

「どうしてエビはゆでると赤くなるの?」
そんな疑問を持つ人は多いと思います。

生きている状態では黒っぽかったり茶色っぽかったりするエビですが、どうしてゆでると赤に変化するのでしょうか?

その理由はエビが持つ「アスタキサンチン」という赤い色素にあります。実はエビの赤色は、健康や美容にさまざまな良い効果が期待できる栄養素なのです。

今回は「エビが赤い理由」と「エビが持つ優れた栄養素・アスタキサンチン」についてお伝えします。

エビが赤いのはなぜ?



エビが赤い理由はエビが食べる餌に赤い色素「アスタキサンチン」が含まれているからです。以下で「アスタキチン」について詳しく説明していきます。

赤い色素「アスタキサンチン」



前述の通り生きているエビの色は赤色ではありません。エビの殻に含まれる「アスタキチン」という赤い色素が、ゆでるとエビが赤色になる原因です。

アスタキサンチンは餌の影響



赤色の色素「アスタキサンチン」は、エビの体内で生成されているわけではありません。エビが食べる餌の中にアスタキチンが含まれています。

「アスタキチン」を生成できる藻類をプランクトンなどの甲殻類が食べ、それをエビが食べることでエビの体内に「アスタキチン」が摂取されるという仕組みです。

ゆでると赤くなるのはなぜ?



エビがゆでると赤くなる理由は、殻に含まれるクラスタシアニンというタンパク質と「アスタキサンチン」という赤い色素が加熱によって分解されるからです。


エビの餌由来の赤い色素「アスタキサンチン」の影響はエビが生きている状態では出ていませんが、ゆでることで隠れていた赤い色素が現れます。

焼きエビの場合も、分解された「アスタキサンチン」が空気中の酸素と結びつくことで鮮やかな赤色に染まります。

エビの赤「アスタキサンチン」の効果は?



エビが持つ赤色「アスタキサンチン」は別名「海のカロテノイド」と呼ばれる天然色素。リコピンやルテインなどカロテノイドは自然界に600種類以上も存在します。

多くの種類があるカロテノイドの中でも「アスタキサンチン」は強力な抗酸化力を持つ色素として知られています。抗酸化力とはがんや生活習慣病の原因とされる活性酸素を除去する力のこと。ビタミンEも抗酸化力が期待できる成分ですが、アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEの約1,000倍というから驚きです。

抗酸化力は人間の体に元々備わっている能力ですが、年齢と共に低下しさまざまな不調やトラブルを引き起こす要因になると言われています。

人間は抗酸化力を持つカロテノイドを体内で生成できないため、食べ物や化粧品から摂取しなければなりません。

そこで「アスタキサンチン」が持つ優れた抗酸化力が、化粧品やサプリメント・医薬品・栄養ドリンクに役立つ成分として注目されているのです。

免疫力強化


アスタキサンチンは活性酸素を除去する抗酸化作用があると言われています。活性酸素は免疫力が下がる原因になるので、優れた抗酸化力を持つアスタキサンチンを摂取することで免疫力アップにつながるでしょう。

動脈硬化の改善


人間の体内で酸化が過剰に進行すると動脈硬化やガンなどの病気を引き起こすことも。エビの赤「アスタキサンチン」は強い抗酸化力があるため、酸化が原因とされる動脈硬化などの疾患を防ぐと言われています。

糖尿病予防


エビの赤「アスタキチン」の抗酸化作用が膵臓や細胞を活性酸素から守ることで、糖尿病の予防や改善が期待できると言われています。

美肌効果


エビの赤「アスタキサンチン」は化粧品にも使われています。紫外線ダメージは過剰な酸化を引き起こしますが、アスタキチンの強力な抗酸化力が紫外線による日焼け・シミ・ソバカス・肌荒れを抑制すると言われているのです。アスタキサンチンには肌のターンオーバーを促進する働きも期待できるため、ニキビの予防や改善にもつながるでしょう。

疲労回復


長時間のパソコンやテレビ・読書による眼精疲労は、酷い時には目の奥の痛みや頭痛にまで発展します。眼精疲労は目の病気や自律神経失調症が原因の場合もありますが、毛様体筋の緊張状態によって引き起こされることもあります。エビの赤「アスタキチン」は毛様体金筋を弛ませる働きが期待できるため、眼精疲労の予防・軽減につながるでしょう。

老化防止


エビの赤「アスタキサンチン」は身体の老化も防ぐと言われています。エビの赤「アスタキサンチン」は強力な抗酸化作用があるため、悪玉とされるLDLコレステロールが酸化するのを防いでくれるからです。

まとめ


「エビが赤い理由」と「エビが持つ優れた栄養素アスタキサンチン」についてお伝えしました。


エビがゆでると赤くなる理由は、エビの餌の中に赤い色素・アスタキサンチンが含まれるからでした。


アスタキサンチンは強い抗酸化力があり、免疫力強化や動脈硬化の改善・糖尿病予防・美肌効果などさまざまな症状に効果があると言われています。

アスタキチンを含むエビを積極的に摂取し、健康と美を目指しましょう。

エビにはどんな栄養があるの?タンパク質は多い?

「エビ」は、プリプリとした食感が魅力で料理に豪華さも与えてくれる食材。
味や見た目はもちろん、身体に良い栄養素が豊富に含まれている、低カロリー低糖質の優秀な食材でもあります。
中でも、三大栄養素の一つであるタンパク質が実に豊富。
美容や健康を維持するためにも、普段の食事に積極的に取り入れましょう。

この記事では、エビに含まれている栄養成分について、エビに含まれるタンパク質量や他の食材とのタンパク質量の比較と合わせて、詳しく解説いたします。

エビに含まれている栄養成分

エビは、身体に良い栄養素が豊富に含まれている、おすすめの食材。

最初に、エビに含まれている栄養素とその効果を見ていきましょう。

タンパク質

「タンパク質」は、三大栄養素の一つである、血管や筋肉、皮膚を作る材料、さらに、体力や免疫力を高めてくれる働きもある、生命維持に重要な栄養素。

エビには、100gあたり20g前後ものタンパク質が含まれています。

脂質が少ないエビは、タンパク質を摂取しやすい食品でもあり、積極的に摂りたい食材です。

アスタキサンチン

「アスタキサンチン」は、内臓脂肪の減少、身体や目の疲労回復、記憶能力の向上などの効果が期待できる栄養素。

活性酸素を除去する強力な抗酸化力があり、紫外線による肌の老化を防ぐ作用、肌の潤いを保つなど、アンチエイジング効果も期待できます。

エビやカニなどに含まれている、天然の赤い色素の一種です。

タウリン

「タウリン」は、疲労回復、高血圧の改善、コレステロールを減らす作用、心臓や肝臓の機能を高めるなどの働きがある栄養素。

魚介類や軟体動物に多く含まれています。

タウリンは体内でも作られていますが、それだけでは必要量に足りたいため、食事から摂取する必要があります。

コラーゲン

「コラーゲン」は、肌の新陳代謝を高めて肌の調子を整えたり、関節や腱、靭帯を強くする作用がある栄養素。

エビには、コラーゲンも豊富に含まれています。

アンチエイジングや美肌を維持するためにも、積極的に摂りたい栄養素です。

グリシン

「グリシン」は、美肌作りに重要なタンパク質であるコラーゲンを構成する、甘味のあるアミノ酸。

神経伝達物質の一つとしての働きもあり、運動感覚や呼吸などの身体の機能とも大きな関わりがあります。

エビなどの魚介類の甘味は、グリシンの甘味からきています。

ビタミンE

「ビタミンE」は、活性酸素を除去する抗酸化作用がある、アンチエイジング効果も期待できる栄養素。

エビにはビタミン類も多く含まれていますが、その中でも最も多いのがビタミンEです。

血圧を下げたり、血行を促進する働きもあり、冷え性や腰痛などの身体の不調を抱えている人も積極的に摂りたい栄養素です。

グルタミン酸

「グルタミン酸」は、脳の活性化、胃腸の調子を整える効果、脂肪の蓄積の抑制、血圧を下げる、ストレスから身体を守るなどの効果が期待できる栄養素。

脳のエネルギー源としても使われている、重要な働きを担っています。

エビは、グルタミン酸をはじめとする、長寿に関わる栄養素もたくさん含まれています。

エビに含まれるタンパク質量(生と干し)

エビは、内臓器官の維持や免疫力の向上など、生きていく上で重要な栄養素である「タンパク質」が豊富に含まれている食材。

エビの種類によっても多少の違いがますが、生の状態であれば100gあたり20g前後、干した状態であれば、100gあたり約50gものタンパク質が含まれています。

焼いた状態であれば100gあたり約24g、ボイルした状態であれば約25gと、生の状態とはほとんど違いがありません。

タンパク質量が最も多いのは干した状態のエビで、生の状態と比較すると2倍以上もの含有量。

干したエビの場合は、水分が抜けている分、タンパク質の量が多くなります。

 100gあたりのタンパク質量
生のエビ約20g
焼いたエビ約24g
ボイルしたエビ約25g
干しエビ約50g

他の食材とのタンパク質量を比べると

エビのタンパク質量は、他の食材と比較するとどのような違いがあるのでしょうか。

タンパク質が多く含まれている食材の、100gあたりの含有量を比較してみました。

 100gあたりのタンパク質量
干しエビ48.6g
まぐろ赤身26.4g
鶏ささみ23.0g
豚ヒレ肉22.8g
大正エビ21.7g
納豆16.6g
木綿豆腐6.6g

エビは、タンパク質が豊富な肉類と同じくらい、また、干しエビについては、肉類の2倍以上も多く含まれています。

ただ、肉類には脂質も多く含まれているため、カロリーが気になるダイエット中の人などは、気を付けなければいけません。

しかし、脂質が少ないエビは低カロリーのため、ダイエット中の人でも安心して食べられる、タンパク質を摂取しやすい食材です。

まとめ

エビは、生命維持のためにとても重要な「タンパク質」が豊富に含まれている食材。

その他、アスタキサンチン・タウリン・コラーゲン・グリシン・ビタミンE・グルタミン酸など、美容や健康効果が期待できる栄養素も豊富に含まれている、優秀な食材です。

低カロリー高タンパク質のヘルシーなエビは、摂取カロリーを気にする必要もありません。

エビは、タンパク質を摂取しやすい、栄養価の高いおすすめの食材。

毎日の食事にエビを積極的に取り入れて、健康な身体作りを目指しましょう。

業務用冷凍エビの産地・相場・サイズを徹底解説!最も安価なエビは?

業務用の冷凍エビの養殖地を知っていますか?

日本のスーパーでよく見かけるブラックタイガーやバナメイエビのほとんどは養殖です。

「エビは天然の方が美味しい」と言う方もいるかと思いますが、旨味をぎゅっと閉じ込める工夫をするなど現在のエビの養殖技術は高くなっています。

また、天然エビの生産量は年々下がり、世界のエビ総生産量のわずか22%まで落ちているのです。(出典:みなと新聞・FAO  2016年調べ)

今回は、業務用の冷凍エビの生産地、サイズとおすすめの料理、種類ごとの価格についてお伝えしていきます。是非、お気に入りのエビをみつけてみてくださいね。

業務用の冷凍エビの養殖地

業務用の冷凍エビの養殖地は、中国が38%のシェア率を占めていてナンバー1です。次いでインド、インドネシア、ベトナム、ベネズエラ、タイの順番になっています。(出典:みなと新聞・FAO  2016年調べ)

養殖されているエビは、主にブラックタイガーとバナメイエビの2種類です。

以前は養殖エビと言えばブラックタイガーが主流でしたが、今ではバナメイエビがブラックタイガーを追い抜き、養殖エビの大半を占めています。

業務用の冷凍エビのサイズとおすすめの調理法

日本の養殖エビの主流であるブラックタイガーとバナメイエビは、両方甘味のある美味しいエビです。違いは、ブラックタイガーはプリプリとした食感で、バナメイエビは柔らかいという点です。

ブラックタイガーの産地はスリランカで、1尾のサイズは1尾30~40gと大型のものが主流。おすすめの調理法は大型のエビフライ、炒め物、照り焼きです。 

バナメイエビの産地はベトナムと中国で、1尾のサイズは15~18ℊの小型サイズが主流。おすすめの調理法はエビの天ぷら、寿司のネタです。小型サイズのものは、エビサラダやちらし寿司の具、アヒージョやカレーなどの煮込み料理に使っても美味しいでしょう。

 冷凍エビのサイズおすすめの調理法
ブラックタイガー1尾30~40グラムの大型サイズ大型のエビフライ、炒め物、照り焼き
バナメイエビ1尾15~18グラム程度の小型サイズエビの天ぷら、寿司のネタ、アヒージョ、カレー

業務用の冷凍エビの価格(16/20)

業務用の冷凍エビの価格は安いのでしょうか、高いのでしょうか?
以下に、業務用の冷凍エビの種類と価格についてまとめます。

養殖ブラックタイガー無頭 1.8kg


養殖ブラックタイガー無頭は、1.8㎏あたりの相場は6000円前後と比較的安価です。無頭なので、解凍したらすぐに料理に使えて便利です。

ブラックタイガーは、見た目は黒いエビですが火を通すと真っ赤な美しいエビになり、味は甘くて美味しいです。大型のものが主流でプリプリとした食感で食べ応えがあるため、エビフライにするのがおすすめです。

1980年代に、クルマエビではまかなえなくなった日本のエビ消費量を補う形で、台湾から輸入されるようになりました。現在では東南アジア各国で養殖され、飲食店だけでなくスーパーなどでも販売されています。クルマエビ科で、見た目はクルマエビに似ています。

養殖バナメイエビ 1.8kg



養殖バナメイエビは、1.8㎏あたりの相場は5000円前後と養殖ブラックタイガー無頭より安価です。

ブラックタイガーより安価な理由は、同じ広さの池で養殖できるエビの数がブラックタイガーの3~10倍とかなり多いからです。

ブラックタイガーと同じで、火を通すと美しい赤色に染まります。小型のものが主流なので、小エビのサラダやアヒージョなどにすると美味しいでしょう。カレーなど煮込み料理に使ってもエビのいいお出汁が出ます。

天然フラワーえび 1.8kg

天然フラワーえびは、1.8㎏あたりの相場は6500円です。バナメイエビより1,500円高い価格設定で、日本近海からインド洋や地中海東部にかけて幅広く分布している天然えびです。

全身の赤い縞模様が花のように見えることから、「フラワーエビ」と呼ばれています。
クルマエビ科の天然エビで、日本のクマエビに姿も味も似ています。天ぷら屋さんや高級中華料理店で使われる高級エビで、スーパーなどの量販店にはあまり出回りません。

日本に輸入されているフラワーエビは、すべて天然ものです。天然ものが好きな日本人に向いているかもしれません。身質が柔らかく旨味のあるエビで、煮付けがおすすめです。

フラワーエビは、水揚げ後、工場で頭取り・パッケージングする陸冷加工品です。船内凍結品に比べてコストが抑えられるため、リーズナブルな価格設定が実現しています。

天然ホワイトえび 1.8kg



天然ホワイトえびは、1.8㎏あたりの相場は7000円です。クルマエビよりは安価ですが、フラワーエビより少し高い値段設定です。

ホワイトエビという品種があるわけではなく、白っぽいクルマエビ科のエビがホワイトエビと呼ばれています。大正エビに似ていますが、もう少し白色です。

ブラックタイガーやフラワーエビに比べると身が薄くスマートなエビです。尻尾もやや長めで見た目が良いので、天ぷらに向いています。癖のない味で甘みがしっかりあるので、焼き物やエビチリなど様々な料理に向いています。

まとめ

業務用の冷凍エビの養殖地、すすめの調理法、種類ごとの価格についてお伝えしました。

最も安価なのは養殖バナメイエビで、1.8㎏あたりの相場は5,000円前後でした。ブラックタイガー、天然フラワーエビ、天然ホワイトエビの順に高くなっていきましたね。

どれも甘くて美味しいエビですが、持ち味が違うためおすすめの料理も異なります。好きなエビ料理に適したエビを選べば、より満足できるのではないでしょうか?

コーラルシーでは、味と鮮度にこだわった天然エビと養殖エビを提供しています。

天然でも養殖でも美味しいエビは鮮度が命ですが、コーラルシーでは水揚げしたエビを水に浸けずに低温で工場に運ぶことにこだわっています。

水にさらさないことで、旨味がぎゅっと詰まった鮮度が高いエビを輸出することに成功しているのです。

冷凍エビの正しい解凍の仕方を紹介

冷凍状態で販売されている業務用の冷凍エビは、冷凍庫で長期間保管ができるところもメリットの一つ。
必要な分だけ解凍して使え、残った分は再冷凍も可能です。
ただ、解凍の仕方によっては、身が固くなったり変色する可能性があるため、注意しなくてはいけません。
風味を損なわずに美味しくいただくためにも、正しい解凍の仕方を理解しておきましょう。

そこでこの記事では、業務用冷凍エビの正しい解凍の仕方を、代表的な業務用の冷凍エビの種類と合わせて、わかりやすくご説明いたします。

代表的な業務用の冷凍エビ

業務用の冷凍エビは、サイズも種類も実にさまざま。

有頭、無頭、むきえびなど、形についてもいろいろな状態で販売されています。

まずは、代表的な業務用エビの種類やその特徴について見ていきましょう。

ブラックタイガーえび

ブラックタイガーえびは、高級えびの代表でもあるクルマエビの仲間で、全体的に黒くて縞模様があるえびのこと。

国内に出回っているのは、ほとんどが東南アジアなどで養殖されたものです。

天然物は「シータイガー」と呼ばれていますが、希少でありほとんど出回ってはいません。

色や味、食感に優れ、フライや炒め物、照り焼きなどの調理におすすめです。

フラワーえび

フラワーえびは、日本からインド洋にかけて広く分布している、天然えびのこと。

日本でも漁獲することができ、「アシアカ」と呼ばれています。

主に、インドやスリランカなどから輸入されていますが、国内で獲れるものもあります。

身が柔らかくて深い味わいがあることから、昔から煮つけに使われていました。

殻も柔らかく身質がしっかりしているため、フライやからあげ、煮物などの調理におすすめです。

ブラウンえび

ブラウンえびは、輸入冷凍えびの中では長い歴史がある、茶褐色で光沢がある高級天然えびのこと。

カリフォルニアからペルーにかけて分布しています。

大きな特徴は、濃厚な旨みやしっかりとした肉質、さらに、加熱後の発色の良さ。

キメの細かい肉質で寿司ネタとしても多く使われ、調理後の身の縮みも少ないため、天ぷらにもおすすめです。

エンデバーえび

エンデバーえびは、インドネシアやイリアン海域で獲れる海エビを使用したえびのことですが、残念ながら現在はほとんど入荷しておりません。

エンデバーブルー、または、ブルーテールと呼ばれるえびを原料に使用しています。

甘みが非常に強くて肉厚なため、食感が良いところが特徴。

豊かな風味で身の質も柔らかく、寿司ネタとして使用するのがおすすめです。

シータイガーえび

シータイガーえびは、ブラックタイガーえびの親にあたる、クルマエビ科の最大種のえびのこと。

その大きさから、頭の付いた状態では、体長30センチを超えるものもあります。

濃厚な味としっかりとした肉質で、食べごたえがあるところも特徴。

有頭えびは旨みも深く、塩焼きなどの調理におすすめです。

オーストタイガーえび

オーストタイガーえびは、オーストラリアのカーペンタリア湾などで獲れる天然えびのこと。

天然で、多くが頭の付いた状態で輸入されます。

有頭なので、旨みを逃がさないのはもちろん、加熱した時の赤い縞模様の発色の良さが特徴。

おせちの需要が多い年末に多く消費され、塩焼きや煮物の調理におすすめです。

バナメイえび

バナメイえびは、クルマエビの仲間で、黄色っぽい縞模様があるえびのこと。

値段が安いことからも、ブラックタイガーに続く輸入えびの種類として、店頭でも多く見られます。

大正えびのような甘みがあり、肉質が柔らかくぷりぷりした歯ごたえが特徴で、どのような調理とも相性が抜群。

むきえびで食べやすいため、サラダにもおすすめです。

業務用冷凍エビの解凍方法

ここでは、業務用冷凍エビの正しい解凍方法についてご紹介します。

残った分の再冷凍の方法もご説明しますので、しっかりと覚えておきましょう。

流水でざるなどに入れたえびのブロックを解凍(お湯は×)

冷凍エビは、ブロックのままざるなどに入れて、流水で解凍をしましょう。

お湯で解凍をすると、えびに火が通ってしまう場合があり、風味や食感が損なわれてしまいます。

お湯は使わず、水道水をかけながら解凍するのが基本です。

流水をあてる箇所を変えて全体を解凍

流水は、あてる箇所を変えながら、全体をまんべんなく解凍しましょう。

解凍時間の短縮にもつながり、長時間の解凍で鮮度が損なわれる心配もありません。

崩れてきたら一尾ずつばらす

冷凍エビのブロックが崩れてきたら、一尾ずつばらしていきましょう。

無理にばらそうとすると、身が崩れたり割れてしまう可能性があるため、流水をかけながらゆっくりとばらしていきます。

解凍後は軽く洗う

解凍が終わったら、えびを軽く洗いましょう。

えびは、泥の中に生息している物も多く、汚れが残っている可能性があります。

キレイに洗い流すことは、ニオイが抑えられるという効果もあります。

残った分は再冷凍可能

解凍した冷凍エビが残った場合には、再冷凍をしましょう。

殻付きのえびは冷凍に強いため、再冷凍をしても品質はそれほど落ちません。

ジプロックなどに入れて冷気に直接触れないようにした上で、冷凍保管をします。

また、完全に解凍をしないで、えびのブロックが崩れた時点で小分けにして再凍結をすれば、鮮度や風味が損なわれる心配もありません。

まとめ

業務用冷凍エビの解凍は、お湯ではなく流水を使って短時間で行うのが基本。

冷蔵庫での自然解凍は時間がかかり、解凍している間に黒く変色してしまうこともあるのですすめできません。

また、残った分は、冷気に直接触れないようにジプロックなどに入れて再冷凍をしましょう。

冷凍に強い殻付きの冷凍エビは、再冷凍をしても鮮度や味が損なわれる心配がありません。

業務用冷凍エビをいつでも美味しく食べるために、正しい解凍の仕方をしっかりと覚えておきましょう。

ブラックタイガーとバナメイエビの違い6つ!美味しい食べ方も紹介!

プリプリとした食感が美味しく、旨味もたっぷりでジューシーなエビは、日本人に大人気。エビフライやエビチリ、エビマヨ、塩焼きと、和洋中様々な料理に使えるのも魅力ですよね。

さて、一般的なスーパーで売られている養殖エビはブラックタイガーとバナメイエビですが、両者の違いをご存じでしょうか?

実は、見た目の色やサイズはもちろん、おすすめの調理法や生態・養殖方法にも違いがあるのです。

今回は、身近な食材であるブラックタイガーとバナメイエビの違い6つと、養殖エビの代表としてブラックタイガーとバナメイエビが増えた理由についてお伝えしていきます。



ブラックタイガーとバナメイエビの違いとは?

ブラックタイガーとバナメイエビの違いは以下の6つです。

  • 見た目の違い
  • 大きさの違い
  • 味の違い
  • 値段の違い
  • 生態・養殖の違い
  • それぞれについて調理

以下で、それぞれについて詳しく説明していきます。

見た目の違い


ブラックタイガーは、黒灰色のエビで、黒い縞目が特徴的です。「黒いエビなの?」と驚く方もいるかもしれませんが、火を入れると真っ赤な美しいエビになります。

バナメイエビは、生の時点でも赤っぽいクリーム色です。尻尾が長く見た目が良いエビで、火を入れるとブラックタイガー同様に赤くなります。

大きさの違い


海老のサイズの選別は、重量で行いますので、同じサイズであれば同じ大きさということになります。ただ、ブラックタイガーはバナメイエビに比べて太い分短く、バナメイは平たくて細長い感じです。また、バナメイの方が尻尾が長いのが特徴です。

ただし、後述のように、バナメイエビの方が一度に大量に養殖することができるため、価格が安い小型のエビはバナメイエビが使われることが多いです。

味の違い



ブラックタイガーは、肉厚でプリプリとした食感が特徴的です。バナメイエビは、柔らかい食感のエビです。

味はどちらも甘くて美味しいのですが、冷凍エビの美味しさのポイントは冷凍されるまでにいかに水にさらないかという点にあります。水にさらすと、肝心の旨味が流れ出るので美味しくなくなるからです。

「コーラルシー」では、50年以上にわたって、スリランカの工場でエビの漁獲・養殖から加工までをできるだけ短い時間かつ低い温度で水にさらさずに行うように努めています。


値段の違い



ブラックタイガーの方が、バナメイエビより高価です。その理由は、後述の通りバナメイエビの方が一度に大量に養殖できるため、費用対効果がいいからです。


生態・養殖方法の違い



ブラックタイガーとバナメイエビの養殖方法は同じですが、同じ容積の池に入れられるエビの数は、バナメイエビがブラックタイガーの3倍以上です。場合によっては10倍入れられることもあります。

その理由は、海底を歩く習性を持つブラックタイガーに対し、バナメイエビは水中を浮遊する性質を持つため、その分たくさん養殖できるからです。

以上のことから。バナメイエビの養殖池は深いほど大量に養殖できるので、その深さがが約2.5mなのに対し、ブラックタイガーの養殖池は約1.5mほどです。

このため、バナメイエビの方がブラックタイガーよりもキロあたりのコストを低く抑えることができるのです。


それぞれについて調理法



ブラックタイガーの方が値段が高いから美味しいのかと言うと、そうではありません。それぞれの特性を活かした調理法で調理することで、各々の良さが引き立ちます。

ブラックタイガーは、食感がしっかりあるので、エビの存在感を楽しみたい料理に向いています。例えば、エビフライやエビチリ、エビマヨなどにすると、エビを思う存分楽しめるでしょう。

バナメイエビは、尻尾が長く見た目が良いので天ぷらに向いています。
また、小型のものはエビそのものの味を楽しむのに向いています。例えば、エビサラダやちらし寿司の具などにするといいでしょう。エビを丸ごと煮るカレーや煮込みにも向いています。きのこ類やブロッコリーと一緒にアヒージョにしても美味しいですよ。

養殖エビの代表としてブラックタイガーとバナメイエビが増えた理由


現在養殖されているエビは、クルマエビ、ブラックタイガー、バナメイエビの3種類です。エビが養殖できる条件は、温暖であること、短期間で育つこと(孵化後30日、池入れ後120日ぐらい)、稚エビのコントロールができることなどが挙げられます。

一昔前までは天然ものに限られていたエビですが、天然だけでは総消費量に追いつけなくなり、現在は世界各地で養殖が盛んに行われるようになりました。

ブラックタイガーの養殖は1975年頃に始まり、1980年代に急激に増え、天然エビを追い抜くまでに成長しました。一方、バナメイエビは、1995年頃から始まり、その費用対効果の良さから、現在の養殖エビの主流になっています。

海や川ではなく、池のような特別な環境でストレスなく養殖されたエビが、厳しい基準をクリアした後に冷凍されて日本へ輸出されているのです。

まとめ

ブラックタイガーとバナメイエビの違い6つと、養殖エビの代表としてブラックタイガーとバナメイエビが増えた理由についてお伝えしました。

ブラックタイガーとバナメイエビは見た目の違いはあるものの、大きさに違いはありませんでした。

ぷりぷりとした食感で食べ応えがあるブラックタイガーのおすすめの調理法はエビフライ、すらりと見た目の良いバナメイエビのおすすめの調理法はエビの天ぷらでした。バナメイエビは小型のものも多く出回っているので、アヒージョや煮物、カレーにも最適です。

現在では世界各国でエビの養殖が行われていて、ストレスのない良好な環境で育てられた養殖エビが厳しい基準をクリアした上で日本に輸出されています。

養殖冷凍品であっても、技術の向上で、天然エビの味に近づいているのです。

是非、養殖エビの美味しさを体験してみてくださいね。

ブラックタイガーのサイズを詳しく解説!

えびは、東南アジアを中心に養殖されている国際商品。

養殖えびの「ブラックタイガー」は、中国・インド・ベトナムなどで大量に生産され、日本に輸入されています。
中でも、年中温暖な気候であるスリランカは、養殖を休止する期間がほとんどなく、年間を通しての生産が可能。
加工の技術も安定し、高い品質を誇っています。

国際基準で規格が分けられているブラックタイガーは、サイズの表示方法が決められているため、表記を参考に購入するのがおすすめ。

目的に合わせて、欲しいサイズや量を明確にしておくことが大切です。
そこでこの記事では、ブラックタイガーのサイズについて、購入する際のポイントと合わせて詳しく解説いたします。

えびは国際商品

えびは、主に、中国・インド・ベトナム・タイなどの比較的に暑い地域で養殖されている「国際商品」です。

「国際商品」とは、品質が規格化・基準化され、国際的に大量に取引されている商品のこと。

同じ銘柄の商品は、原産国に関わらず、均一の品質を持っています。

養殖えびの「ブラックタイガー」は、東南アジアでの養殖が盛んで大量に生産されています。そこで当社が50年来取り組んでいるのはスリランカ産。

赤道に最も近くて年中気候が温暖なスリランカでは、養殖を休止する期間がほとんどないのです!

通年で養殖をしているので、工場は年中稼働しており加工の技術も安定しているため、品質の高い商品を提供できるのです。

生きた親えびの捕獲から稚えびの飼育、活けしめ、工場への輸送、搬入後の保管まで、滞りない処理と徹底したチェックにより、品質や鮮度にこだわりぬいたえびをお届けしています。

ブラックタイガーのサイズ表記16/20とか21/25とは?

「16/20」や「21/25」は、主に無頭えびのサイズ表記。

「16/20」であれば、1ポンド(約450g)あたり16尾から20尾、「21/25」であれば、1ポンド(約450g)あたり21尾から25尾入っている、という意味になります。

国際商品のブラックタイガーは、国際基準の1ポンド(約450g)あたり何尾入っているか、で表示されています。

無頭えびの場合は、4ポンド(約1.8kg)入りとなるため、「16/20」であれば、4倍の64尾から80尾入っているという計算。

4ポンドあたり、だいたい75尾くらいが平均的な入り数になるでしょう。

また、1.8kgに対して75尾というと、1尾あたりの平均重量は24g。

頭がない状態の24gのえびは、まっすぐにすると13cmくらいが目安の長さとなります。

ブラックタイガーのサイズについて

ブラックタイガーのサイズは、頭がない状態の「無頭えび」か、頭が付いている状態の「有頭えび」かによっても表示が異なります。

それぞれのサイズの表記について、サイズ表と合わせて詳しく見ていきましょう。

有頭えびの場合(サイズ表)

有頭えびは、1.3kgに何尾入っているかという表記。

無頭えびのように1ポンドあたりの尾数の表記ではありません。

特に大きいサイズであれば、1.3kgあたり10尾という物もありますが、1.3kgあたり20尾、25尾、30尾・・・といった表記が一般的です。

サイズ規格入尾数(1.3kg)入尾数(1.3kg)
2020尾22~25cm
3030尾18~19.5cm
4040尾16~17cm
5050尾14~15cm


無頭えびは、1ポンド(約450g)あたり何尾入っているかという表記。

流通するのは4ポンド(約1.8kg)のため、4倍の数が入尾数になります。

また、サイズ表よりも小さな物になると、殻を剥いた状態で販売されるのがほとんどです。

サイズ規格入尾数(1.8kg)一尾の長さ
U624尾以下18cm以上
6/824~32尾(約30尾)16~17cm
8/1232~48尾(約45尾)15~17cm
13/1552~60尾(約57尾)12~14cm
16/2064~80尾(約75尾)11~12cm
21/2584~100尾(約95尾)10~11cm
26/30104~120尾(約115尾)9~10cm
31/40124~160尾(約145尾)8~9cm
41/50164~200尾(約180尾)7~cm

サイズ表記を参考にブラックタイガーを購入する際のポイント

ブラックタイガーを購入する際には、サイズ表記を参考に、使用する料理や目的に合わせたサイズを選ぶのがポイントです。

売れ筋なのは、無頭えびの26/30や31/40、有頭えびであれば50や60のサイズ。

パスタやエビチリ、揚げ物など、どんな料理にも使いやすく、小さすぎないため、殻を剥く手間もかかりません。

エビフライや天ぷらなどで食べる場合には、豪華に見せるためにも26/30やそれより大きいサイズがおすすめです。

16/20やそれ以上に大きいサイズであれば、衣をつけて揚げた場合に、見た目のインパクトも得られるでしょう。

また、バーベキューなどに使うのもおすすめです。

フリッターや炒め物として使う場合には、調理のしやすさを考えると、ほどよいサイズの26/30や31/40がよいかもしれません。

また、殻つきのまま茹でて、殻をむきながら、ケチャップなどのソースを付けて食べる場合には、21/25がおすすめです。

用途や目的に合わせたサイズ選びは、料理のしやすさやもちろん、見栄えも良くなり美味しさにもつながるでしょう。

まとめ

養殖えびの「ブラックタイガー」は、東南アジアを中心に生産されている国際商品。

品質が規格化・基準化された、国際的に大量に取引されている商品です。

国際商品のブラックタイガーは、国際基準によってサイズが分けられ、有頭えびは1.3kgに何尾入っているか、無頭えびは1ポンドあたり何尾入っているかの表記です。

ブラックタイガーを購入する際には、サイズ表記を参考に、使用する料理や目的に合わせたサイズを選ぶのがポイント。

料理のしやすさや好みにもよりますが、ご自分で調理をする場合には、できるだけ大きいサイズの物がおすすめです。

衣をつけるつけないに関わらず、大きいサイズのえびをほおばる満足感は、えび好きにはたまりません。

大きなサイズのブラックタイガーは、美味しさはもちろん、食事の楽しさも演出してくれます。